奄美のフード特集
奄美大島へ移住して10か月の私が驚いた、ガイドブックにはあまり載っていない、ちょっと珍しい食べ物を紹介したいと思います。
集落の方が川に罠を仕掛けて取ってきた、毛むくじゃらのカニ。その名もモクズガニ!
サイズはそれほど大きくなく、手でちぎってしゃぶるように食べます。
これが本当に美味でした!!見た目は少々グロテスクでしたが、味は最高。止まらない。そして島の方々は料理上手!!
お店ではなかなか出会えないかもしれませんが、チャンスがあればぜひ味わって頂きたい一品です。
奄美大島のイノシシは、リュウキュウイノシシといい、本土と比べると少し小さめです。
奄美大島の森の70-80%は椎の木で出来ています。そして、イノシシのエサとなる椎の木のドングリが不作の年は、イノシシが集落へ降りてきて、悪さをすると言われています。
シシ肉は、奄美では身近な食べ物で、焼き肉や汁にして食べることが多いようです。
私は、豚の角煮のような味付けで煮込んでみました。こちらも美味でした!時間をかけてじっくりと煮込むのがコツです。
みなさんマコモダケってご存じでしょうか?
田んぼで見ると一見、サトウキビのよう。名前からキノコの一種と勘違いする方(私もそうでした)も多いのですがイネ科の植物で、肥大化した茎の部分を食します。住もうディ!のある秋名幾里地区の田園風景には、マコモが生い茂る田んぼも多く見られます。
今回は天ぷらにして食べてみましたが、柔らかくて風味もよくとても美味しいです。そして、もうひとつのおススメの食べ方は炭火での素焼き!!
皮を何枚か残し、そのまま網の上に置きます。柔らかくなったら剥いて、ちぎって食べます。するとコーンのような風味になりまた違う味わいが広がります。味付けなしでそのままを味わってください。
奄美では、秋になると集落の方に頂いたり、スーパーにも並ぶのでぜひお試しください。
シビの刺身。こちらはスーパーでよく見かけます。シビとは、本土でいうキハダマグロのこと。
本土で食べていたものと比べるとあっさりしている印象。海に囲まれているので、お魚は豊富で新鮮です。
ジャンボなアボカド。今までに見たことのないサイズ(おそらく普段スーパーで見かけるものの2倍以上の大きさ)のアボカドを頂き、いろいろな料理に変身させました。
まずはグラタン。ホワイトソースと絡まり、かなり濃厚な仕上がりでした。
そして、エビや卵と和えたアボカドサラダ。こちらも美味しかったです!
最後に、アボカドを刺身で。レモンとパセリだけであっさりと。これが一番素材の味を感じられ、美味でした!!
また来年頂けたら、もっと色んな料理に挑戦してみたいです。
最後に
魚釣り、野菜を育てることなどが生活の中に自然にある島。そして多く取れたら、みんなに分け与える。
おすそ分けをする事も考えて、作物を作っているのではないかと感じます。
昔からの良いところが、未だ残る場所です。ノスタルジーを感じられる奄美大島にぜひお越しください。