龍郷町の集落概要

秋名集落は島内きっての水田地帯で、コメ作り、タイモ、マコモの栽培が行われています。
大島紬の代表的な柄「秋名バラ」発祥の地で、国の重要無形文化財に指定された秋名アラセツ行事「平瀬マンカイ、ショチョガマ」は、毎年多くの見物客が訪れます。

隣接する秋名集落とは生活圏・文化圏ともに同じで、左述の秋名アラセツ行事「平瀬マンカイ・ショチョガマ」※は幾里集落と秋名集落が合同で開催しています。

※アラセツ（新節、旧暦8月の丙（ひのえ）の日）の日に行われる五穀豊穣を祈願する集落祭事。

「良い（嘉）港で、大海に通じる（渡）」という意味が集落名の由来となっているようです。
大島紬の生産が盛んで代表的な柄「龍郷柄」の発祥地で、織工養成所があります。

冬場の季節風が町内一厳しく、風と波を遮る石積みの垣根が海沿いの家々に見られます。
かつては沖縄の漁師たちから学んだフーアミ使い（大網使い）による追い込み漁が盛んな集落でした。

かつては龍郷集落の一部でした。当時、漁の網干し場として利用された網小屋場（あみこやば）が訛って、「あんきゃば」になったのが由来と言われています。

龍郷湾に面した集落で、「ほんたつごう」と呼ぶことが多いです。
西郷隆盛が最初に流され島妻の愛加那と暮らしたのは龍郷です。

龍郷湾に面した集落で、西郷隆盛が奄美大島に上陸した際に船を係留したと言われる「西郷松」がありましたが、平成26 年に枯れてしまい現在は記念碑があります。

かつては役場庁舎や各種施設があり、教育・経済・交通の中心でした。
集落内には「瓦屋根のカトリック教会」があり、町の文化財に指定されています。

龍郷湾の埋立て事業により誕生した集落です。
発電所や県営住宅などがあり、住宅地が広がっています。

龍郷湾に面した民家が点在する集落で、町内で一番規模が小さく、もともと浦、瀬留、龍郷の各集落の耕作地でした。

町役場や町の主な施設があり、地理的にも龍郷町のほぼ中央にある集落です。

国道58号線に面した、内陸にある町内最大規模の集落です。
古くから内陸交通の要所で人の往来が頻繁だった集落で、今でも他集落からの転入者が多いです。

大勝集落の奥に位置し、本茶峠の龍郷町側の麓にある集落です。
もとは大勝集落の一部でしたが、戦後に行政分離しました。

国道58号線に面しており、大型スーパーやドラッグストアが立地しています。
奄美市名瀬へのアクセスが良く、転入者が多い集落です。

県道611号から太平洋まで広がる地域を「戸口」と言いますが、その中で太平洋に接する集落です。戸口小学校の裏手にある「ヒラキ山」は、戸口に流れ着いた平家の落人が、源氏の追っ手の船を見張る場所だったと言われています。

「戸口」の中央に位置する集落です。
人口や世帯数も多く、「戸口」の中心的な集落です。

「戸口」で一番内陸にある集落です。
戸口に流れ着いた平家の武将「平 行盛」を祀った「行盛神社」があります。

龍郷湾、赤尾木湾に面した、町内で一番移住者が多い集落です。
かつては、もずく、車エビ、真珠の養殖などが盛んに行われていましたが、近年はリゾート地としても注目されています。

国道58号線から太平洋に広がる、町の最南東にある集落です。
手広海岸は国内有数のサーフポイントで、リゾート地でもあります。

国道58号線から赤尾木湾に広がる、町の最北東にある集落です。
町で2番目に人口が多く、隕石が落ちて形成された「奄美クレーター」と呼ばれる丸い形状の赤尾木湾を囲むように集落があります。