空き家バンクご利用(賃貸)/移住前に

・空き家バンクって何?

・遠くて中々行けないから、とりあえず物件押さえられますか?

・申し込んだらすぐに引っ越せるの?

龍郷町移住ガイドセンター住もうディの空き家バンクが動き出して約8か月、色々な質問を頂いています。そこで、スムーズな移住に繋がるように、龍郷町の空き家バンク(賃貸)/移住生活について、少しお伝えしたいと思います。

Q.空き家バンクの仕組みって?

A.空き家バンクは、移住希望者と空き家所有者を繋ぐ役割までを行います。空き家の契約に関しては、ご本人同士で行って頂きます。

移住後、集落にスムーズ馴染めるように区長(各集落の長)をご紹介したり、集落を案内したり、より良い移住となるようにお手伝いしたいと考えています。

Q.町内に住んでたら、空き家バンクを使えないの?

A.町内在住の方もご利用いただけます。

しかし、町のリフォーム補助を使った物件については移住者(過去5年間、町に住所を有していない方/移住済みでも2年以内に住所を移した方で要件に当てはまれば対象)のみ利用可能となります。

リフォーム補助を使った物件は、物件の説明に「町外からの移住者限定」と記載があります。

Q.家を実際に見なくても申し込みは出来るの?

A.お申し込みは、実際に龍郷町へ来られて、内見された方限定となります。

Q.2か月間の申込期間って何?

A.龍郷町の空き家バンクでは、2か月間の申込期間を設けております。

理由は、早いもの勝ちにならないためと、集落とのミスマッチを防ぐためです。

しかし、一定期間他に申し込みが無く、所有者様と移住希望者の合意がある場合は、2か月待たずに入居が決まることもございます。

Q.契約はどうするの?

A.龍郷町の空き家バンクは、不動産会社やサブリースを通しての契約を推奨しておりますが、相対取引(不動産会社を通さずに、本人同士の契約)もまだまだ見られます。間接型の取引の場合は、仲介業者を紹介する形となります。

相対取引(直接型)の場合は、「言った」「言ってない」のトラブルも考えられるため、書面にて双方で記録を残すことをおすすめします。

例えば、台風で屋根が飛んだ時の修理代はどうする?引っ越す時は何か月前に申告する?家財保険はどうする?など。

Q.複数の物件に同時に申し込めますか?

A.公平性を保つため、申し込みは1件ずつお願いします。

奄美大島に移住の前に

移住相談で、「すぐにでも移住したい!」という声をよく頂きます。

しかし、島暮らしは思い描く理想とは少し違うかもしれません。

よく言われる『スローライフ』ですが、集落の活動が活発で忙しさを感じるかもしれません。

色々な場面で、都会の常識は通用しないかもしれません。

もしかしたら、噂の的になることもあるかもしれません。

龍郷町には20の集落があり、それぞれ特色が違うため、ご自身に合う集落を探すことが大事になってきます。まずは何度も奄美大島に通って、集落性や立地条件等を見ることも必要かと思います。

私自身、移住生活で様々なことがありますが、それでも奄美大島が好き!ここに住みたい!という気持ちの方が大きければ、充実した移住生活となるのかなと感じています。

移住された方のお声

びっくりしたこと

・インターネットの開設に時間がかかる!(私の知り合いは、8か月待ちでした。)

・台風の時にスーパーの商品がガラガラになる!(欠航のため。)

・車の運転がマイペース!(基本的に車社会のため高齢のドライバーも多く、安全運転が必須です。)

・人と人との繋がりが強い!(町民約6000人いますが、みんなが知り合いのような感覚です。なので、噂の広まりも早いです。)

・ハブは本当にいる!(生きたまま捕獲すると、役場で3000円で引き取ってくれます(R3.9.1 現在)。夜になるとライトなしで出歩くのは危険です。ハブの通り道はある程度決まっているため、その経路を知ることも必須です。)

感動したこと

・優しい人が多い!(仲良くなると、親戚のように親切にしてくれる方が多いです。)

・手付かずの自然が本当にすぐそばにある!(深い山に囲まれ、きれいな海がすぐそばにあります。)

・手先が器用な人が多い!(料理/釣り/大工仕事など、なんでも自分たちで行う方が多いです。)

・夕日や星がきれい!

・アカショウビンやルリカケス、アマミイシカワガエル、アマミクロウサギなど貴重な動植物をすぐそばで見られる!

まずは仮住まいする!くらいの感じで

移住してから、都会とは違う密な人間関係にびっくりされる方もいます。「飲もうでぃ」というお酒の席のお誘いや集落の会合なども多く感じるかもしれません。始めから積極的に参加して、疲れてしまった方もいらっしゃいました。

集落の清掃(月1回)などの活動は都合がつく限り参加する、飲み会は自分のペースで、というのが私のおすすめです。

「一生、ここに住むんだ!」なんて気張らず、ゆったりとした気持ちで移住生活をスタートしてもらえたらと思います。

そして、都会ではこうだから…なんて常識ではなく、奄美大島の文化や風習に寄り添って暮らしてもらえたらなぁ、と思います。

引越しとは、人生の中の大きな決断だと思います。後悔しない移住となるように微力ながらお手伝いさせていただけたらと思います。