【連載 Vol.06】たつごう移住ガイドセンター 住もうディ!便り
森まゆみ/円集落在住
福岡県出身。趣味はスノーボード・ミシン・DIYなど。
主に空き家バンク、移住者支援業務担当。着任4年目。
竹内ひとみ/円集落在住
埼玉県出身。趣味はウクレレ・歌など。
主に空き家バンク、移住者支援、関係人口業務担当。着任1年目。
法務局へ行ってきました!
龍郷町地域おこし協力隊の新人・竹内ひとみ隊員が、法務局(鹿児島県地方法務局奄美支局)へ行ってきました!
令和6年4月1日から、相続登記が義務化されます。
「そもそも相続登記って何?」「どうやってやるの?」「所有者ってどうやって移行されるの?」
などといったお声に応えるべく、調査をしてきました。
相続登記の義務化って?
今まで義務化ではなかった不動産登記ですが、所有者不明土地の解消に向けて不動産に関するルールが大きく変わります。
不動産を取得した相続人は、相続を知ってから3年以内に相続登記の申請をしなければならなくなります。
相続登記をしなければ?
正当な理由がなく申請をしなかった場合は、10万円以下の過料が課されることがあります。
相続人が複数存在する場合でも、特定の相続人が単独で申し出できるほか、相談関係は戸籍謄本の提出により容易に把握することが可能になりました。
詳しくは司法書士や弁護士に御相談ください。
どこで手続きができるの?
鹿児島地方法務局奄美支局となります。
〒894-0034
奄美市名瀬入舟町23番1号
☎0997-52-0376
龍郷町役場から法務局まで車で約25分、名瀬港の近くにあり、建物の2階が受付です。
実際に行ってみよう!
窓口では、登記簿謄本や各種証明書が取得できます。料金は450円~600円。申請用紙の書き方など、担当職員の方が丁寧に教えて下さいました。
相続登記の相談は?
法務局では、個別相談も行っています。
登記相談は予約制で、火曜日及び木曜日となります。
☎0997-52-0383(登記係直通)
森隊員の考える「相続登記が必要な理由」
令和4年度の空き家調査により、181軒中48軒の所有者不明の物件が見つかりました。
つまり4軒に1軒は相続登記がなされていない、ということになります。また、固定資産税を払っているからといってその方が登記名義人とは限らない、ということもまだまだ知られていないのではないでしょうか。
相続登記がなされていないと、売買できない、担保として設定できない、ということになります。また、相続登記を長年行わないことで、相続関係(子、孫・・・と相続対象が増える)が、どんどん複雑となり、相続登記の際の費用が膨らみ、時間もかかることになります。
親から子へ家を引き継ぐケースは多々あります。思い出の詰まった家や土地を相続登記をしないことで負の遺産として子どもに引き継がないよう、今何が出来るのかを家族で話し合ってほしいと思います。
新人竹内隊員「はじめての法務局へ」
人生で初めて法務局へ訪れました。4月に着任したばかりで相続登記についてまだまだ勉強中なため、やや不安な気持ちで訪問しました。しかし実際に訪れてみて、個別相談コーナーなど気軽に相談できる体制や、窓口の方のご丁寧な対応にとても安心しました。
相続登記等に関して少しでも疑問や不安を感じていらっしゃる方は、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?
終わりに
協力隊生活も4年目となりました。今年は空き家移住に関する任務はもちろん、移住してから中止されていた集落行事や町の行事、PTA活動にも積極的に参加していきたいと思います。この1年も頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
4月から新しく地域おこし協力隊に着任しました、竹内ひとみです。埼玉県出身で趣味はウクレレと歌うことです。協力隊の活動内容は、移住定住、空き家、関係人口です。島のことや町のことはもちろん活動分野に関しても知識を身につけ、少しでも早く戦力になれるように成長していきたいです。どうぞよろしくお願いいたします!